部分はんだ付けにおける、つらら不良

ポイント噴流でよくみられる不具合の一つにつらら不良があります。
この不具合の原因はポイント噴流の場合、ブリッジと似たような要因があります。
主に、熱不足やフラックスの関係がありますが、
別記事のブリッジ対策で触れていますので、今回ははんだからの離脱に関して記載しようと思います。

ポイント噴流の場合、はんだ面の離脱方法は基板をピールバック機構などで上方に離脱する方法と、はんだの噴流を下げて離脱する方法があるかと思います。
先述のピールバック機構による離脱方法で離脱の速度が遅すぎる場合、「はんだの粘性>表面張力」の時間が長くかかってしまいブリッジに対しての効果はみられますが、リード部品の熱量が大きかったり、リードが太かったりすると接触しているはんだが冷えてしまい、つらら不良を誘発してしまいます。

この場合、基板を垂直方向に高速で引き上げる動作が非常に有効になります。
ただし、この時の速度は、瞬間的に300~500mm/secへ到達して、リード先端が離れるときに、その速度になるような動作が必要です。機械的には通常のモーター駆動では、ストロークが短く、達成することはなかなか難しい場合があります。

そこで、基板を引き上げるのではなく、噴流を下降させて離脱させる方法を試してみて下さい。
この方法であれば、はんだの離脱速度が速く、つらら不良を抑える効果が期待できます。
ただし、狭ピッチのコネクタ等ブリッジしやすい部品の場合、ブリッジ不良が増える場合もあります。

弊社装置のピールバック機構は離脱方向等の細かい設定が可能になっている為、さまざまな条件設定が可能になっています。
こういった課題を改善できる装置の案内やご提案が出来る場合がございますので、お気軽にお問合せ下さい。