北研製はんだドロス分離器使ってみた
北研製実案登録製品【ドロス分離器】を
弊社設備で使用してみました。
ドロス分離器を使用するメリット
ランニングコストの削減。
SDGsにもつながる資源の無駄な廃棄を減らせる。
ドロス分離器とは?
有限会社北研様にて製造・販売している、
はんだとはんだドロスを分離させる治具の事です。
実験環境・副資材・道具
使用設備は弊社装置FXM-1、副資材として、Sn-Ag-Cuはんだ。ドロス回収に使用する容器重量は1.4Kgになります。
まずは通常の清掃作業から
FXM-1のはんだ槽部は弊社特許技術の静止槽+撹拌式を採用しており、
表面の酸化ドロスを回収する作業になります。
ノズルやポンプ、インペラなど、構造を分解するような作業はありません。
memo:この作業自体は5分程度になります。
全て取り切った状態で約4.2Kg。
容器を除くと約2.8Kgのはんだドロスを回収しました。
実際にドロス分離器を使用してみる
先程の酸化ドロスを全て槽の中に戻し、
同じ条件にして検証してみます。
ドロス分離機の中に、先程と同じ要領で
はんだドロスを回収します。
memo:この際、分離器に熱を与える為はんだに浸しながら作業します。
あとは蓋を閉めてグルグルとハンドルを回します。
そしてこの後傾けて、分離したはんだ液を分離器から槽の中に流し出します。
(写真を撮り忘れてしまいました。)
さて、分離した酸化ドロスを見てみると、
酸化ドロスが粉末状になりました。
(北研様曰く、さらに細かい灰の状態にまでなるそうです。)
分離後の総重量は約2.4kg、
容器を除けば約1Kgと使用する事で約1.8Kgの
はんだを分離する事に成功しました。
使用後レビュー
酸化ドロスが約2.8Kg⇒約1.0Kg
作業自体は比較的簡単である
弊社設備FXM-1との相性が良い気がする
以上が今回の実験・検証になります。
現在北研様と弊社設備用のドロス分離器も製作中です。
是非、興味ある方はお問い合わせください。
※はんだドロス分離機は北研様実案登録商品です。
類似品にご注意下さい。